屋根葺き材が移動や欠損したり、下葺き材が露出している状態は、雨水の侵入による下地材等の劣化が促進されるため、劣化事象となります。屋根葺き材を貫通するひび割れや金属屋根葺き材に赤錆が認められるような状態も、雨水の侵入による下地材等の劣化が促進されるため、劣化事象となります。また、スレート葺き屋根でコケが生えている状態も劣化事象となります。
防水層の破断が下地まで到達している状態や防水層の端部金物やシーリング材が破損して、その部分が大きく開いている状態は、雨水の侵入による下地材の劣化が促進されるため劣化事象となります。また、防水層の仕上げ塗材であるトップコートの剥がれや表面に生じたひび割れも劣化事象となります。