「木三共」仕様の設計基準


3階建て以上の共同住宅は、建築基準法上、特殊建築物に該当しますので耐火建築物にしなかればなりませんが、一定の条件を満たすことで準耐火建築物での建築が可能となります。

1.主要構造部を1時間準耐火構造とすること。

主要構造部とは、「壁、柱、床、梁、屋根、階段」の部位のことで、これらの部位を1時間準耐火基準(平27国交告253号)に適合する準耐火構造とすることが必要です。

2.避難上有効なバルコニーを設けること。

避難上有効なバルコニーの主な仕様は以下の通りです。ただし、廊下・階段が直接外気に開放されており、各住戸の通路に面する開口部に防火設備を設けている場合は不要です。

  • タラップ等の避難できる設備を有すること。
  • バルコニーの面積が2㎡以上あること。
  • バルコニーの奥行が75cm以上とすること。
  • 室内からバルコニーに出る戸の幅は75cm以上、高さは180cm以上、下端の床面からの高さは15cm以下とすること。
  • バルコニーは十分外気に開放されていること。
  • バルコニーの床は準耐火構造以上の耐火性能を有し、かつ構造耐力上安全なものとすること。

3.建築物の周囲に幅3m以上の通路を設けること。

ただし、以下の1~4の条件を満たす場合は不要です。

  1. 避難上有効なバルコニーを設けること。
  2. 直接外気に開放された廊下、階段を設けること。
  3. 各住戸の通路に面する開口部には防火設備を設けること。
  4. 上階延焼防止のための庇を設けること。

4.3階住戸の外壁の開口部に防火設備を設けること。

準防火地域の場合においてのみ、必要となります。